『『駅弁』知る、食べる、選ぶ』小林しのぶ 著
『『駅弁』知る、食べる、選ぶ』小林しのぶ 著
最後に駅弁食べたのっていつだろう?最近食べた記憶がない。新幹線で移動するときもだいたい2〜3時間の範囲なので駅弁という範疇ではない。小さい頃に新幹線(博多⇔小倉間の移動)で食べた記憶があり、それ以来本当に食べた記憶がない。博多⇔小倉間は時間にして約30分しかないので、母に「急いで食べなさいね」と言われた覚えがある。ずっとずっと昔に食べた駅弁なのに、ふたを開けたときの“駅弁独特の容器の木の香り”は覚えてる。その印象が強い。
最近は駅弁が売れないそうな、ローカル線の減少が主な理由。移動に時間がかかる昔の旅(道中も楽しめるという意味)とは違い、現在は移動速度はうんと速い。旅って道中こそ「旅してる感じ」がして、その車両に揺られて時間をもてあますひとときは目的地に着くよりも贅沢な時間だと思うのに(個人的にね)。
皮肉にも駅弁市場が賑わってるのは、百貨店が行う駅弁大会やらの催し物だったりして、本来の駅弁の目的とはかけ離れてるが仕方ない。この本では駅弁の良いところも取り上げつつも、実際業者に取材に行っていて駅弁業界は試行錯誤して頑張っているという様子がわかる。取り上げる内容はただの駅弁ランキングに収まらない。題名の通り「知る、食べる、選ぶ」だな、と。取材した写真が結構たくさん載っているので、その点も面白かった。約190p2時間ちょいで読了。
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